旅するルイ・ヴィトン展
6月13日に「旅するルイ・ヴィトン展」に行ったときの備忘録。
この日は平日かつ雨だったためか予約なしで入れた上そんなに混んでなくて良かった。
ただトランクそのままを展示するだけじゃなくて、小物や衣服等と一緒にディスプレイされていた。当時の人々がヴィトンと暮らす様子が身近に感じられて楽しい。
船旅、砂漠の旅。
金ピカのトランクが宝箱みたい。
車とヴィトン。
飛行機とヴィトン。
列車とヴィトン。モノクロの風景が動いていて本当に列車の旅をしているみたい。
絵画のためのトランク。
村上隆。
ダミアン・ハーストの手術用具ケース。
市川海老蔵がヴィトンに作ってもらったという鏡台。
板垣退助のトランク。
コムデギャルソン川久保玲。生き物のよう。
杖。
会場を出ると今回の展覧会のポスターがもらえた。A2ぐらいの大きなやつ。
帰りはちょうど銀座に用事があったので無料シャトルバスで松屋銀座店前まで。
宣伝を兼ねつつ、最後にお客をルイ・ヴィトン松屋銀座店まで送り届けるとは抜かり無い。
とはいえ至れり尽くせり。
まるでヴィトンのバッグと共に旅をしているような展覧会。
これが無料で期間限定とは贅沢すぎる。もう会場は取り壊されてしまったみたい。
私はヴィトン製のものは何一つ持ってない上ヴィトンに関する知識はほぼ0という人間だったけどすごく楽しかった。
ハイブランドの展覧会はすごかった。
特別展「琳派と秋と彩り」@山種美術館
9月12日、山種美術館のブロガー内覧会というものに参加してみました。
特別展「琳派と秋の彩り」は琳派と琳派に影響を受けた日本画が、
秋をテーマに展示されています。
(今回は特別に撮影の許可を受けています。)
酒井抱一「菊小禽図」
よく見ると小鳥が。
中でもお気に入りはこの子です。
ゆるっとした筆のタッチと丸み、つぶらな瞳がかわいい。
秋の紅葉や果実の鮮やかな色彩、生き生きとした動物たちの姿が描かれた作品が多く、観ていてとても楽しかったです。
山種美術館で素敵だと思うのは、館内のカフェで展示内容に沿った和菓子が味わえるところ。私は桔梗をいただきました。
会期は10月25日(日)までとのことです。
芸術の秋にぜひ。
期間限定仏教画
※ちょっとこわい話やグロテスクな描写があるので苦手な人は注意です。
今でこそ六道珍皇寺周辺は京都の観光地になっていますが、平安時代は鳥辺野と呼ばれ、風葬が行われていた土地でした。
写真の「六道の辻」とは冥土への通路。ここはあの世とこの世の境目なのです。
毎年お盆の前、8月7日〜10日にご先祖様の精霊(お精霊さん)をお迎えするため、六道珍皇寺を参詣する行事があります。これを「六道まいり」と呼びます。
この期間は近隣の六波羅蜜寺や西福寺でもお精霊さん迎えの行事が行われています。
その六道まいりの4日間だけしか一般公開されていない西福寺の檀林皇后九相図を一目見たいが為、去年の2014年8月10日、台風の中、東京から六道参りに訪れました。
写真はその日の京都駅。JR運転見合わせだらけ。
こちらは鴨川。
さて檀林皇后の九相図です。
「九相図」は人が亡くなり、朽ちていく様子を九つに分けて描いた仏教画です。
檀林皇后は修行中の僧の心すら乱してしまう程絶世の美女だったと言い伝えられています。その事態を憂いた皇后は亡くなる際、自らが醜く腐り朽ちていく様を見せることで世は諸行無常であることを伝え、人々の煩悩を断とうとしました。
ずっと観たいと思い続けてたので感無量でした。ちなみに好きすぎるあまりこの逸話を元にした絵本も描きました。上の絵は自分で描いたものです。
こちらは地獄絵。下で阿鼻叫喚が繰り広げられているというのに、閻魔様にっこり笑ってるように見えます。
よく見ると中央(現世?)の左のところに檀林皇后らしき女性。食べられてる。
こちらも地獄絵。風葬されているような様子。
西福寺は六道珍皇寺と六波羅蜜寺の間にある小さなお寺。なんとなく落ち着きます。
こちらの九相図、地獄絵が観ることが出来るのは今年はあと2日。
地元の方々がご先祖様の精霊をお迎えに行かれる行事ではありますが、毎年多くの人が参詣されているので一度訪れてみることをおすすめします。あと六道珍皇寺の期間限定金の御朱印がかっこいいので御朱印集めてる方もぜひ。
あと別日に京都の風葬地として化野念仏寺にも訪れたんですが、なんとなく写真は撮れませんでした。